保育士で急な退職を考えている方のために作ったお役立ち記事:後悔をしたくないあなたに向けて

保育士の急な退職を説明している画像

「もう限界かもしれない……」

そんな思いを抱えながら保育の現場に立ち続けている気持ちとてもつらいですよね。

保育士として働いているなかで「今すぐ仕事を辞めたい」と考えてしまう状況は誰にでも起こり得ます。

辞めたいと思う理由は体調不良や職場環境の悪化、人間関係の行き詰まりなど人それぞれ。

もう退職しようと決意したとき、まず気になるのが周囲に迷惑をかけるのではないかということ。

急に退職すると決めても、その後の行動次第で迷惑を最小限にしてことも可能ですよ。

記事の執筆者
退職代行のすすめ

運営代表者:すすめ

身近な人が退職代行を使ってトラブルになった⇒怒りの感情から8,000時間以上の時間をかけて退職代行業者を調べる⇒今では専門家の領域に|当サイトを運営するにあたり、記事作成においての決まりごとや詳しい運営者情報をサイトポリシーに記載しています。

この記事では保育士が急な退職を考えるときに知っておきたい法律の知識など、知っておいて損はない情報を解説しています。

悩みに悩んだ末の決断が後悔してしまわないように、ぜひこの記事を役に立ててくださいね。

目次

保育士が急な退職を決意するとき、今日辞めても法的に問題ナシ

この章に書いてあること

  • 民法に基づき、退職希望日の2週間前までに伝えれば退職できます
  • 年度途中の退職もさまざまな前例があるので大丈夫
  • 不安なら退職代行を利用してスムーズな退職も可能です

保育士として働いていると、今すぐに辞めたいと感じる場面は誰にでもありますよね。

いざ退職をしようと思って就業規則を見てみると、

「退職をする際は3カ月前までに伝えること」

と書いてあることがあります。

そうすると、今すぐには辞められない……と思いがちですが、実はそうではありません。

全ての労働者は法律にのっとって働いているので、民法や労働基準法を基に行動しても大丈夫なんです。

保育士でも2週間後には退職できる?知っておきたい法律の話

民法627条では、正社員の場合はいつでも退職の申告ができて、2週間後には退職ができると定められています。

これは保育士にも適用される大切な権利です。

就業規則では1カ月以上前の申告を求められることもありますが、法律上は2週間前の通知で問題ありません。

有給休暇を残している場合はその消化も認められています。

しかし、今すぐ辞めたい場合は円満に退職できるとは思わないでください。

ですが、少しでも円満に退職ができるように引き継ぎを責任もってやるなど、できる限りのことはやらなければいけません。

すすめ

法律で定められている権利ですが、周りの方には多大なる迷惑をかけることになります。
それを十分に理解してください。

年度途中の急な退職、実はこんなに多くの前例があります

急な退職は誰にでもあることです。

急に辞めるのは「心身が限界に達したときに辞める」というイメージがありますが、それ以外にもたくさんあります。

例えば家庭の事情、妊娠、病気など、やむを得ず退職するケースです。

そんな方たちが就業規則通りに辞めているかと言えばそんなことはないんです。

ですから、急な退職=悪と思わないようにしてください。

すすめ

我慢して働き続けることだけは絶対にしてはいけません。

即日退職にも対応できる?いざというときに利用する退職代行サービス

退職代行は自分で退職の意思を伝えることが難しい場合に活用してほしいサービスです。

退職のプロがあなたの代わりに保育園に連絡をしてくれるので、精神的な苦痛をこれ以上味わいたくない方におすすめ。

心身に限界を感じている場合、自分で「辞めます」なんてなかなか言えませんもんね。

保育の現場は慢性的な人不足。「辞めたい」と言っても引き留めにあうこともよく聞く話です。

退職代行に依頼をすればそんな心配もせずに辞められます。

業者のタイプによっては有給休暇や未払い賃金の交渉ができるところもあるので、労働問題の解決を望む方にも活用してほしいサービスです。

すすめ

退職代行業者は退職に関する相談を無料で行っているところがほとんど。
LINEで気軽に相談できるので活用してください。

保育士が急な退職を決める理由

この章に書いてあること

  • ハラスメントが原因で心身がボロボロになってしまうケース
  • 職場の人間関係が最悪でストレスが溜まってしまうケース
  • 仕事量が多すぎて体調を崩してしまうケース

「仕事を今すぐ辞めたい」と常に思いながら働いている保育士の方は少ないですよね。

急に辞めたいと思うのは突発的に思ってしまうことがほとんど。

辞めることが正しいのか、我慢したほうがいいのか……悩みますよね。

これから紹介する例は、今すぐ辞めたほうがいい例です。

もしあなたが当てはまっているなら、今すぐに行動に移したほうがいいですよ。

モラハラで毎日が憂鬱……心身が限界を迎えてしまう

モラハラをはじめとしたハラスメントは、ちょっとしたことがきっかけで起こります。

きっかけはちょっとしたことなのに、どんどんエスカレートして心身に大きなダメージを受けてしまうとてもつらいことです。

ハラスメントを受けている方は、なぜか周りの方に相談ができないケースがほとんど。

最終的にひとりで抱えることになり、心身が疲弊していってしまいます。

そんな状況が続いたら、まともな仕事なんてできません。

これ以上悪化しないように早めに対処することが大切です。

すすめ

ハラスメントが始まったら終わりはないという場合がほとんどです。
そんなところであなたの人生を無駄にする必要なんてありません。

この職場の人間関係最悪……一秒たりともその場にいたくない

外から見たイメージと実際のイメージが180度違う……

よくある話で、このままだったら業務にも影響が出かねない状態。そんな職場は今すぐに辞めたほうがいいです。

保育の現場は人対人の仕事ですよね。

人間関係が悪かったら、いい仕事なんて絶対にできるわけがありません。

保育士になりたいと思ってはじめたのに、職場の人間関係の悪さが原因で嫌いになってしまう……

それって本当にもったいないです。

一生懸命勉強して、ピアノも練習して……やっとなれたのに。

そんな職場、今すぐ辞めて他のところへ行ったほうがいいです。

すすめ

良好な人間関係があってこそ、質の高い保育ができるんです。

仕事が忙しすぎてつらい……体調不良のサインが出てきてしまう

保育の現場は常に人手不足。

必然的にひとりあたりの業務負担が増えてしまいます。

日々の保育、書類作成や行事の準備など、やらなければいけないことはたくさんありますよね。

持ち帰りの仕事も多く、心身ともに休める時間が確保できない状況の方もいらっしゃいます。

そんななかで、少しずつ体調を崩してしまって気付いたときには手遅れになってしまっていたという方が多いんですよね。

「若いからこれくらい大丈夫」

と最初のうちは思っていたけれど、今はそんなことを思っていた自分を呪いたい……

体調は一度崩してしまうとなかなか元に戻りません。

現状が「つらい」と感じるのであれば、もう少し負担の楽な職場に転職したほうが長く仕事を続けられますよ。

すすめ

自分の気付かないうちに体調を崩してしまうこともあります。
「適度」という言葉を忘れないようにしてください。

保育士の急な退職で気になる影響と対策

この章に書いてあること

  • 子どもたちにどのように伝えたらいいのか分かります
  • 保護者への説明は誠実さを意識して
  • 同僚に迷惑がかからないように引き継ぎをしっかりと

急な退職を決意したとき、周囲に何かしらの配慮をしなければいけません。

少しでも円満に退職するには以下のことを意識して進めていきましょう。

子どもたちのことを考えると胸が痛む

担任の先生が突然いなくなって、新しい担任の先生が急にやってくる。

子どもたちからしたら「なぜ?」とか「誰?怖い……」など、不安になりますよね。

仕事をされているので分かると思いますが、子どもってすごく小さな変化でも気づいて警戒してしまいます。

ですから、少しでも不安にさせないためにどんな年齢でもお別れの挨拶や新しい先生の紹介はしたほうがいいです。

そうすることで、急な退職をしたときの後ろめたさが軽減されます。

すすめ

仕事のメインは子どもです。
自己都合の退職でも寄り添うことを忘れないようにしてください。

保護者の方々にはどうやって説明をすればいいのか

例えば、あなたが保護者で急に担任の先生が辞めたらどのように考え、行動しますか?

  • ママ友に話す
  • あの担任の先生どうしたんだろうと心配になる
  • 自分の子どもを預けている保育園は大丈夫なのか不安になる

このようにいろいろと考えてしまいますよね。

何も説明されずに急に担任が変わって、自分の大切な子どもをそこに預けていて本当に大丈夫?

と、不信感を抱かせたり余計な噂話とかさせたりしないためにもなるべく自分の言葉で説明しなければいけません

説明と言ってもひとりひとりに説明するのではなく、一斉メールやLINEでもいいです。

ハラスメントで心身の限界・妊娠してつわりがひどいなど、辞める理由はさまざま。

ですが、保護者とってはどんな理由であれ、急な退職をした現実には変わりありません

ですから、保護者の方たちには誠意を伝えることが必要です。

急に退職をするときほど誠実な行動をしないと、後々自分自身を苦しめることになりかねませんよ。

すすめ

保護者には誠実な説明を心がけなければいけません。

同僚の負担を少しでも減らすためにあなたができること

退職代行などを使って即日退職をした場合でも、業務の引き継ぎは必ず行ってください。

退職代行を使って辞めた場合、退職届を職場に送らないと退職手続きが行われないところがほとんどです。

退職届と一緒に業務の引き継ぎ書も作成して送るようにしてください。

あなたが急に辞めたしわ寄せは他の保育士に必ずきます。

その際に、引き継ぎがスムーズにできていないときほどトラブルになりやすいです。

トラブルとは家に来られたり必要以上に連絡が来たり、あなたにとって気持ちがつらくなることを指します。

このようなことを絶対に防ぎたいなら業務の引き継ぎ書は必ず作成し、内容も詳細に書くようにしましょう。

内容が丁寧で詳細に書かれていると、急に退職したことに対する誠意を見せることができます。

すすめ

どんな状態でも残された方々には最小限の迷惑で済ませなければいけません。

体験談:保育士で急な退職をした方たちの声

この章に書いてあること

  • 実際に退職を経験した保育士の方々の体験談から学べる教訓
  • 同じような悩みを抱える保育士の方々への具体的なアドバイス
  • 退職を決意するまでのプロセスとその後の対処方法

実際に退職を経験された保育士の方々の声をSNSで集めました。

同じような状況で悩んでいる方々へのヒントが見つかるかもしれません。

調査方法:XのDMによるアンケート
調査期間:2024/12/1~2024/12/3
※いただいた体験談を基に加筆修正を加えています

先輩からのモラハラが徐々にひどくなり限界を感じて退職を決意

働き始めて半年は順調に仕事を覚えていけると思っていました。

しかし、クラス担任の先輩から徐々に厳しい指導が始まりました。

最初は「あなたのためを思って」という言葉がついていましたが、徐々に人格を否定するような発言が増えていきました。

毎日泣きながら出勤する日々が続いて病院を受診したところ、医師から「このままでは危険」と言われて退職を決意しました。

このような状況はひとりで抱え込まず、園長や主任に相談することが重要です。

もし相談できないような状況なのであれば、早い段階で産業医や専門家に相談するようにしてください。

保育の仕事が好きで始めたのに、先輩のせいで保育の仕事が嫌いになってしまっては元も子もありません。

すすめ

職場でのいじめに近い扱いは他人に相談しづらいですが、勇気を出して声をあげてください。

毎日の持ち帰り仕事が多すぎて、もう限界

元々仕事を効率よくできないタイプで、保育日誌や指導計画の作成を家に帰っても遅くまでやっていました。

そのせいでせっかくの休みも、なんだかんだで仕事をする日々が続いていたんです。

そういった日々が続いて、体調を崩してしまい、限界がきて仕事を辞めました。

仕事を持ち帰ってやることは悪いことではありません。

しかし、持ち帰る量がキャパオーバーになると徐々に自分自身を追い詰めることになってしまいます。

そうなってしまうと、せっかくリフレッシュするための休みもリフレッシュできません。

このような状態になってしまわないように、早めに同僚に助けを求めることが大切です。

すすめ

どんな職場にもうまく仕事をこなす方はいます。
そういう方を見つけて、うまく仕事をするコツを教えてもらいましょう。

辞めると言ったら「年度末まで無理」と言われて辞められない

体調不良で退職を申し出たところ「代わりの先生が見つかるまで辞めるのは無理」と言われました。

園長先生からも「あなたがいないと困る」と毎日のように説得されました。

次第に精神的につらい状態になって夜も眠れなくなってしまったんです。

見かねた友人が退職代行を勧めてくれて利用して辞めました。

労働者には退職の自由があり、辞める意思を伝えてから2週間後には退職ができます。(※雇用の期間を定めていない場合)

また、強引な引き止めは労働者の権利を侵害することになり、法律に違反する可能性もあるんです。

しかし、そのような知識を持っている人なんてそう多くはありませんよね。

辞めると言っても引き留められる……そんなループが続いて心が壊れてしまったら、後がつらいです。

そんなときは労働基準監督署や退職代行業者に相談をして適切な対応をしてもらいましょう。

すすめ

保育の現場は引き留めが多く、問題になっています。
つらくなる前に専門家のサポートを受けることをためらわないでください。

保育士の急な退職を少しでも円満解決するためにあなたがやること

この章に書いてあること

  • 急な退職でも引き継ぎをしっかり行うことで円満な退職が可能です
  • 心を込めた手紙を書くことで良好な関係を保つことができます
  • 感謝の気持ちを伝えることでお互いに気持ちよく別れることができます

急な退職は基本的に円満な退職は実現できないと思ってください。

だからって何もしないというのは一番やってはいけないことです。

保育士を急に辞めるときはこれから解説することを必ず行ってください。

どんな辞め方でも引き継ぎは絶対に行いましょう

引き継ぎは保育士を退職する際に一番重要な作業です。

預かっている子どもひとりひとりの性格や好みを全ての先生が知っているとは限りませんよね。

また、毎日の保育の流れや特に気をつけなければいけないことなど、あなたにしかわからないことがたくさんあります

そのために必ず引き継ぎの資料を作成するようにしてください。

保育園でも預かっている子どもの詳細を記録しているものがあると思いますが、それ以外でも必要とされる情報はたくさんあります。

むしろ、その情報のほうが重要な資料になるということだってあるんです。

ですから、引き継ぎの資料を作るときは周りの先生方が感心してしまうくらい詳細に作るようにしてください。

あなたが詳細に引き継ぎ資料を作ったことで、今後起こるトラブルが未然に防げるかもしれないのです。

すすめ

引き継ぎ資料を作り込むだけで、より円満に退職できる可能性が高まります。

急な退職ほど心を込めた手紙を書きましょう

きちんとした手紙を書いたのはいつが最後ですか?

今はデジタルの時代です。

メールやLINEが当たり前に使われていますが、そんな今だからこそ手紙を書くことが重要なんですよ。

急な退職は周りの先生方に迷惑をかけるとこれまでに何度も伝えています。

だからこそ手書きの手紙を書いて誠意を見せることがとても大切なんです。

手紙の内容は、急に辞めることになった理由やお世話になった方たちへの感謝などを丁寧に書きましょう。

字が下手だから、文章力がないからとかそんな言い訳はいりません。

自分自身の感情をありのままに書くことが、手紙を読んでくれている方たちに一番伝わるんです。

すすめ

辞めるまでにどんなことがあったとしても、籍を置いて給与を支払ってくれていたことはたしかです。
憎しみもあると思いますが、感謝の気持ちも述べるようにしてください。

どんな辞め方でも感謝の気持ちを伝えることを忘れずに

ハラスメントを受けようが未払いの給料が100万あろうが、どんな理由でも今までお世話になった感謝の気持ちを手紙などで伝えてください。

働き始めて、全く役に立たなかったことがゼロであるわけがありませんよね。

多少なりとも保育士としてのスキルを向上してくれたところです。

感謝の気持ちは必ず述べるようにしてください。

「ありがとう」と言えない人はこの先どんな職場へ行ってもレベルアップなんかしません。

どんな職場でもひとつくらい感謝すべきことがあるはずなんです。

思い出すのは嫌かもしれませんが、この機会に思い返してみてみるのも大事な工程ですよ。

すすめ

感謝の気持ちを出すだけで変なトラブルに巻き込まれることもありません。

急な退職をするとき、上司には何といえばいいのか?

この章に書いてあること

  • 上司への退職の伝え方とそのタイミングについて詳しく解説します

落ち着いた場所と時間を選んで上司に面談の時間を作ってもらいましょう。

「お話があるのですが、お時間を作っていただけませんか?」

と丁寧に切り出すことがポイント。

だいたいの上司はこの言葉を聞いただけでピンときます。

あとは素直に事実を話せばいいだけです。

例えば、ハラスメントに耐えかねて急な退職を決断したとします。

話しを聞いた上司は「私がなんとかするから、考え直してほしい」と言ってくるはず。

そこで退職を思いとどまるのだけはやめてください。

絶対に根本的な解決はできません。

一度起こった問題は形を変えて二度、三度と必ず起こります。

そうなってしまったときに傷つくのはあなたです。

引き留めにあっても確固たる意志を伝えてください。

すすめ

退職の意思を伝えるということは、その園の問題を浮き彫りにするということでもあるんです。

体調不良が原因で保育士を急な退職をする前にできること

この章に書いてあること

  • 診断書の役割と提出による効果について解説します
  • 休職制度の活用方法と手続きの流れを説明します
  • 労災申請が可能なケースとその手続きについて詳しく説明します

保育の仕事は自分の心身の状態で仕事の質が大きく変わる職業です。

心身の状態がベストのときに接しないと自分自身にも子供たちにもよくありませんよね。

「もう、限界。仕事辞めたい……かも」って思うときもあると思います。

しかし、退職を決断するのはちょっとまだ早いかな……と感じているのであれば、休職などを検討してみませんか。

ここでは退職をする前にあなたが利用できる制度について解説をしていきます。

診断書を提出すればトラブルにならない

心身の不調を感じたら、我慢しないで信頼できる医療機関を受診しましょう。

医師による適切な診断を受けることで、今後あなたがどのように生活をしていけばいいのか明確になります。

1週間療養したほうがいいなどの診断結果が出たら、必ず診断書を発行してもらいましょう

診断書があれば、保育園側は何も文句は言えません。

診断書の発行に多少のお金はかかってしまいますが、余計ないざこざが起こるより数倍マシです。

なお、診断書を提出する際は原本を保育園に。コピーしたものを自分の手元に残しておきましょう。

ありえない話ですが、改ざんや紛失が起こったときの証拠を手元に残しておけばトラブルを未然に防げます。

すすめ

病院に行くことで自分の症状を客観的に見ることができるようになり、体調不良とうまく付き合っていけます。

休職制度を上手に活用しましょう

診断書をもらって一定の期間を休ませてもらっても体調に変化が見られない場合は休職制度を活用してください。

休職制度とは心身を回復させるために一時的に仕事を休むことができる制度です。

保育園の就業規則には、

  • 休職に関する規定
  • 休職中の給与
  • 社会保険について

が定められているのでしっかり読んで内容を把握しましょう。

休職を申請する際は診断書休職願を提出する必要があります。

休職期間中は医師と相談しながらじっくりと体調の回復に専念することができます。

特に心身の不調の場合は焦らずにゆっくりと回復を目指すことが大切です。

また、傷病手当金の申請ができる場合もありますので加入している健康保険の窓口に確認してみましょう。

すすめ

休職制度は心身の健康を守るための大切な制度です。
また、制度は使うためにあります。
遠慮する必要はありません。

場合によっては労災申請ができるかもしれません

業務中のケガや体調不良が仕事が原因で発生した場合は労災保険の対象となる可能性があります。

特に、長時間労働や過重な業務が原因で体調を崩した場合は労災申請を検討してみましょう。

心身の不調についても、業務による強いストレスが原因であれば労災認定される可能性があります。

労災申請の際は医療機関を受診して医師の診断を受けることが大切です。

診断書や業務記録などの必要な書類も揃えておいてください。

労災申請の手続きは近くの労働基準監督署で行うことができます。

認定されれば治療費の補償や休業補償を受けることができるようになるため、負担を減らせるでしょう。

すすめ

労災申請はハードルが高いですが、できれば利用したい制度のひとつです。

保育士の急な退職した後に新しい人生に向けた準備

この章に書いてあること

  • 退職時に必要な書類の準備と確認方法について
  • 新しい保育園を選ぶ際のポイントと注意点
  • 保育士の経験を活かせる転職先の可能性

保育士を退職した後の新しい人生に向けて、しっかりとした準備が大切です。

退職した後は必要な書類を全て受け取り、今後に向けての準備を整えましょう。

特に他の保育園への転職を考えているなら、より良い環境で働くために慎重に選ばなければいけません。

また、保育士としての経験はいろいろな職業で活かすことができます。

新しい自分を見つけられる可能性もある職業なんです。

退職したら必ずもらっておくべき書類

退職をしてから2週間くらいであなたの手元に退職に関する重要書類が送られてきます。

源泉徴収票離職票など確定申告や失業保険を受給するために必要な書類ばかりです。

書類を受け取ったら役所やハローワークなどへ行って手続きを行うようにしてください。

書類の受け取りが漏れてしまうと、後々の手続きで困ることになります。

全て受け取ったか確認できるようにチェックリストを作って確認するようにしておきましょう。

すすめ

資料が足りない場合は保育園に連絡をして催促するようにしてください。

ほかの保育園で働くなら同じ経験をしないように慎重に選ぼう

新しい保育園を選ぶときは慎重に選んでください。

同じような経験をしたら職場を変えた意味がないからです。

見学の際は保育士の表情や雰囲気、子どもの笑顔などをよく観察してください。

また、園長先生や主任の保育に対する考え方をしっかりと確認することも大切ですが、それ以上に働きやすい職場かどうかを確認することのほうが重要です。

また、労働条件や勤務時間については書面にしてもらいましょう。

1日の大半を保育園で過ごすことになります。

そのため、働き甲斐があって自分のスキルをさらに向上させてくれる職場を選ばなければいけません。

絶対に妥協だけはしないでください。

また同じような問題が起こって辞めることになりますよ。

すすめ

新卒のときよりも見る目が変わっているはずです。
自分を信じて見極めてください。

保育士の経験を活かせる職業はたくさんある

保育士としての経験はさまざまな職業で活かすことができます。

保育士の資格を活かせる職業の例

  • 福祉施設での支援員
  • 児童館や学童保育の指導員
  • 企業内保育施設のスタッフ
  • 子育て関連の営業職や販売職
  • 子育て支援センターのスタッフ
  • 子ども向け教室のインストラクター

保育士資格だからといって保育園でしか働けないということではありません。

ここにあげたのはほんの一例ですが、探せばどんどん出てきます。

すすめ

保育士としての経験は絶対に無駄になることはありません。

保育士が急な退職をするとき、退職代行を利用する人が多い

この章に書いてあること

  • 保育士の方が退職代行を利用する背景
  • 退職代行を利用したほうがいい状況の解説
  • 信頼できる退職代行業者を見つけるポイント

「今すぐにでも辞めたい……」
「辞めたいけど、辞めさせてくれない」

そのような状況のなかで最近では退職代行を利用する保育士の方が増えています。

2024年現在では約5人に1人が退職代行を使って仕事を辞めているというデータもあるんです。参考:https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241003_86953/

退職代行とはあなたの退職の意思を代わりに保育園に伝えてくれるサービスです。

このような選択肢を知っておくだけでも随分と心が楽になれますよ。

なぜ保育士は退職代行を利用する方が多いのか

保育園の就業規則を見てみると、退職する場合は3カ月前までに申告、半年前までに申告など一般企業よりも辞める意思を伝えなければいけない期間が長いです。

また、慢性的な人手不足で人数が減ることは保育園の全体の運営にも影響が出かねません。

そのため引き留められることが多く、退職の自由を行使しにくいことから、退職代行の利用につながっていると考えられます。

人って辞めたいと思ったら辞めたいんです。

3カ月前に辞めますと言って、3カ月間モチベーションを維持できるなんて方は少ないですよね。

辞めるまでの間に周りの保育士から後ろ指さされたりいじめられたりすることだってあります。

そんな状況だから退職代行を利用する方が多いんです。

退職代行は精神的にも肉体的にも限界が来ている状態の方が利用するサービス

急な退職を望む方はほとんどが精神的にも肉体的にもつらい方ばかりです。

また、有給休暇や未払い賃金の交渉も自分でうまくできないと感じている方も退職代行を利用しています。

その結果、今では5人に1人が利用するサービスに発展したんですね。

すすめ

正しい使い方を理解すれば力になってくれるサービスです。

退職代行を利用したほうがいいのはこんなケース

退職代行を全員使えばいいかと言ったらそうではありません。

保育士で退職代行を利用して辞めたほうがいいケース

  • 退職の意思を告げるのが難しい
  • できれば明日から仕事に行きたくない
  • 辞めると言っても辞めさせてもらえない
  • 転職活動も並行して進めたい
  • 有給休暇や未払い賃金の交渉をして辞めたい
  • 辞めると言ってから職場で不当な扱いを受ける

退職代行を使って辞めたほうがいいケースは自分ひとりでは解決が難しそうな問題を抱えているときです。

体調不良や精神的な疲れ、上司から強引な引き止めなんかに退職代行を利用すると力を発揮してくれます。

また、退職代行業者は退職代行だけではなく、転職や引っ越しなど+αのサポートが充実しているところが多いです。

利用するなら+αのサポートも積極的に活用してその後の計画を効率よく進めていきましょう。

すすめ

専門家のサポートを受けることは何も悪いことではありません。

信頼できるサービスの選び方を知ろう

あなたの代わりに退職の意思を伝えてくれる業者です。

正しい選び方をして、絶対に失敗や後悔しないサービスにしなければいけません。

現在、業者の数は大小合わせて100近くありますが、実際に信頼できる強者はその5分の1ほどしかないんです。

代行業務が雑だったりトラブルが起きやすかったりする業者を選ばないように、以下のことに注意しつつ選んでください。

退職代行業者の賢い選び方

  • 労働組合か弁護士を選ぼう
  • LINE対応が早く丁寧な業者を選ぼう
  • 数日間無料相談を活用してから選ぼう
  • サポートがしっかりしている業者を選ぼう
  • 2万5千円を軸にプラスマイナス5千円の業者を選ぼう

退職代行業者のサイトに書いてある実績数はサバを読んでいるところがほとんど。

実際の実績を知りたいのならLINEの友だち登録数を注目してください。

LINEの友だち登録数×0.4が実績数となります。

したがって、実績重視で選ぶならLINEの友だち登録数を参考にすると良いでしょう。

友だち登録数1万人以上であれば実績は十分です。

あとはLINEの無料相談を活用して、あなたの希望を叶えてくれる業者に依頼してください。

すすめ

失敗は許されないサービスです。
慎重に選んでくださいね。

8,000時間以上の調査をした結果
↓後悔しない退職代行業者↓

↑解説記事に移動します↑

保育士の急な退職に関するするよくある質問

この章に書いてあること

  • 退職前の有給休暇消化について解説します
  • 急な退職時の退職金に関する基本的な知識をお伝えします
  • 失業保険の給付開始時期について説明します

いざ辞めると決めたら、さまざまな不安や疑問が出てくるものです。

ここでは、仕事を辞めようとしている方が出てくる疑問を解説しています。

退職をする前に有給休暇の消化をしてもいいですか?

退職が決まった後でも有給休暇を使うことができます。

ただし、保育の現場を考えると突然の有給休暇取得は避けたほうがいいですね。

子どもたちのことを考えて、できるだけ計画的に消化することをおすすめします。

急な退職でも退職金はもらえますか?

退職金の受け取りについては保育園の規定によって異なる場合が多いです。

自己都合の退職であっても、一定の条件を満たせば退職金を受け取ることができます。

ただし、勤続年数が短い場合は支給対象外となることもあるので注意が必要です。

自己都合の退職では失業保険はいつから給付されますか?

自己都合退職の場合は受給手続きをしてから実際に給付が始まるまで約2ヶ月半かかります。

離職票が手元に届いたらハローワークで求職申し込みも行ってください。

また失業保険が受給されるには一定の条件があるので必ずもらえるとは限りません。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139508.html

保育士で急な退職を考えている方のために作ったお役立ち記事のまとめ

記事のまとめ

  • 急な退職でも法律で認められた権利として保障されている
  • 職場環境の問題は早めに対処しないと後がつらい
  • 保育士以外の仕事でも資格が活かせる職業はたくさんある

保育士は急な退職がしづらい職業です。

担任を受け持っていると余計に辞めづらいですよね。

しかし、この記事に書いてあることを参考にすれば急な退職でもトラブルに発展することは少なくなるはずです。

トラブルに発展するのはあなたが退職することだけに目を向けているから。

残された方々の身になって考えれば、どのように行動するのがベストなのか分かるはずです。

急に仕事を辞めたくなることは誰でもあります。

ただ勢いで辞めてしまわないように、辞めた後の生活もしっかりと計画してから辞めるようにしてくださいね。

8,000時間以上の調査をした結果
↓後悔しない退職代行業者↓

↑解説記事に移動します↑

<関連記事>

保育士の急な退職を説明している画像

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアをよろしくお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次