「もう、限界。でも、辞めるって言えるわけない……」
そう思って退職代行サービスのことを調べてみたものの、なんだか後ろめたい感情が消えない。
退職代行を使うことは、同僚や上司に対して申し訳ないと感じてしまう人が多いんですよね。
でも、本当に退職代行サービスを使うことに罪悪感を感じる必要があるのでしょうか?
実は、2024年の調査では20代・30代の5人に1人が退職代行サービスを利用しているんです。
言葉にして伝えられないのは、あなただけじゃないということですよ。
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この記事では退職代行サービスを利用することに悩んでいる方に向けて、罪悪感から解放されて前向きな一歩を踏み出すために必要な情報をお伝えします。
退職代行を安心して利用するための心構えや正しい使い方を知ることで後悔のない選択ができるはずです。
退職代行を正しく使えば罪悪感なんて感じる必要はありません。
そのための情報をこの記事でたくさん得てくださいね。
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退職代行に罪悪感を感じる必要なんてない3つの理由
この章に書いてあること
- 退職代行を使うことは法的にも問題のない正当な選択肢
- 自分の心身を守ることは労働者としての大切な権利
- 退職代行を使うことで職場環境の改善にもつながる
退職代行サービスを使うことに罪悪感を感じる必要なんてありません。
なぜなら、2024年の調査では各年代で離職者の5人に1人が退職代行サービスを利用しているんです。
つまり、あなたと同じように「退職を伝えるのが怖い」と感じている人がたくさんいるということ。
退職代行を使うことはもはや特別なことではなく、労働環境の改善に向けた一つの選択肢として選ばれている時代に突入しています。
退職は労働者の正当な権利として認められている
退職は労働者の権利として法律でしっかりと保護されています。
民法第627条によれば期間の定めがない雇用契約の場合、退職の意思を伝えてから2週間で退職できることが定められているんです。
そして、退職代行サービスを通じて退職の意思を伝えることも法律上まったく問題ありません。
会社によっては「退職代行なんて使うな!」と言ってくることもありますが、それはただの会社側の都合です。
あなたには退職する権利があり、その方法を選ぶ自由もあるということを忘れないでください。
法的に保護された権利を行使することに、後ろめたさを感じる必要はありません。
自分自身で心身の健康を守ることを最優先にしなければいけない
仕事を続けることで心身に不調が出ているなら、それは早めに環境を変える必要があるサインです。
特にパワハラやセクハラなどの問題がある職場では、退職を伝えた途端に何をされるか分かりませんよね。
退職代行サービスならそんな心配をせずに仕事を辞めることができるんです。
実際に、多くの方が「退職代行を使って辞めたら随分と心が楽になった」と言っています。
一度壊れた心は元通りにはなりません。早い段階で辞めていれば手遅れになることも少ないです。
心身の不調が続くようなら環境を変えるタイミングのサインかもしれません。
職場環境を改善させるためにも必要
退職代行サービスの利用は、職場環境の改善にもつながっているんです。
なぜなら、退職代行を利用する人が増えることで企業側も労働環境や退職時の対応を見直すきっかけになるから。
2024年の調査では、約20%の企業で退職代行サービスが使われました。
それをきっかけに社内制度を見直した企業も増えています。
つまり、退職代行を利用することはこれから入社してくる人たちのためにもなるんですよ。
未来の従業員のために、あなたの行動が会社の体制を変えるきっかけになるかもしれません。
退職代行は職場環境を良くするための大切な一歩になるんです。
退職代行を選ぶ人が抱える心理的な悩み
この章に書いてあること
- 退職代行を利用する人の多くが抱える4つの不安
- 後ろめたさや罪悪感は当たり前の感情である
- あなたと同じ悩みを持つ人が実は多くいる
退職代行サービスを利用しようと考えている方の多くがさまざまな不安や悩みを抱えています。
調査によると約40%の方が「会社に引き留められることへの不安」を感じ、約30%の方が「退職を言い出せる環境でない」と感じているんです。
あなた以外の方も同じような不安を抱えていることが分かりますよね。
具体的にどんな悩みがあるのか見ていきましょう。
会社がどのように対応してくるかが怖い
「退職したいと伝えたら、どんな反応が返ってくるんだろう……」
多くの方がこのような不安を抱えています。
実際に約20%の方が退職を伝えた後にトラブルが起こるのではと不安になっているんです。
特にパワハラやセクハラなどの問題がある職場ではその不安がより大きくなります。
「辞めます」って言ったら会社側から、
「なんで直接言えないんだ!」
「迷惑をかけているの分かってんの?」
といった言葉で責められるのではないか……
そんな不安が夜も眠れないほどのストレスになってしまう方もいるんです。
数字では約2割ですが、実際はもっと多くの方が会社からの反応は怖いと感じています。
直接伝えられない自分への後ろめたさ
「自分で言えないなんて、情けない……」
そう思って自分を責めてはいけません。
ひとりひとり状況は違いますが、上司に面と向かって言うにはとてつもない勇気がいる場合が多いです。
ですから、あなただけではなくてたくさんの方が悩んでいます。
いろいろと考えてしまうと言葉が出てこない……これは誰だって同じなんですよ。
直接言えないのはあなたの性格や能力の問題ではありません。
同僚や上司への申し訳なさを感じてしまう
「急に辞めてしまって、迷惑をかけてしまう……」
このように周りの方のことを考えられるあなたは素晴らしいです。
しかし、あなたの心身が限界を迎えそうな状況でそんなことを考えている場合ではありません。
周りを幸せにしたいなら、まずは自分が幸せになることが最優先です。
言い方は悪いですが、幸せではない状況で周りのことを考える必要はありませんよ。
周りへの感謝の気持ちは後から手紙で伝えることもできます。
「逃げた」と思われることに対しての恐れ
「退職代行なんか使って逃げ出すなんて、なんて奴だ」
そんな風に周りから思われるのが怖いですよね。
でも考えてみてください。
あなたは今の環境で心から楽しく仕事ができていますか?毎日、気持ちよく出社できていますか?
「逃げる」ではなく「自分の人生を守るための選択をする」
そうやって考え方を変えてみることだけでも随分と気持ちが楽になりますよ。
今よりも良い環境を望むのは当然のこと。
ですから逃げているわけではありません。
退職代行を使うことで得られる心理的なメリット
この章に書いてあること
- 退職代行を使うことで得られる4つの大きなメリット
- 一番は心の負担が大きく減らせる
- 業者のスタッフは退職の「プロ」
退職代行を利用した方の多くは、
「精神的なストレスから解放された」
「退職手続きがスムーズに進んで安心した」
という、気持ちの面で助けられたという声が多いです。
このように退職代行サービスは「心がつらい状態にある方」が利用すると大きなメリットを感じられるサービスになります。
以下に具体的なメリットを紹介していくので参考にしてください。
もう関わらなくていいので精神的ストレスを回避できる
「もうこれ以上、会社の人と顔を合わせたくない……」
退職代行サービスを使えば顔を合わせることなく仕事を辞められます。
退職代行業者があなたの要望を全てを伝えてくれるので言いにくいことも伝えてもらえるんです。
直接関わることがないので精神的なストレスを大幅に軽減して辞められます。
心が限界に近づいているときこそ使ったほうがいいサービスです。
退職代行を使えば、もう無理して関わる必要はありません。
自分の心を守ることを優先しましょう。
即日退職で心身の負担を軽減できる
「もう無理、今すぐこの環境から抜け出したい……」
そんな切実な思いを抱えて依頼する方もいらっしゃいます。
退職代行サービスなら、その日のうちに退職することも可能です。
自分で「今日限りで辞めさせていただきます」なんて言えるわけないですよね。
もし言うとしても相当な覚悟がないと言えませんし、かなり心身をすり減らすことになります。
退職代行サービスを使えばそんなつらい思いをすることなく、即日で仕事を辞められるんです。
早めに決断することで心の傷も深くならずにすみます。
退職に関する専門家がサポートしてくれる安心感
退職代行業者は退職に関する知識が豊富です。
実際の業務はあなたの退職の意思を代わりに伝えるだけですが、それ以外に退職の手続きや必要な書類の準備などのアドバイスなどをしてもらえます。
また、さまざまな退職事例を扱っているので、
「有給休暇は使えるの?」
「最後の給料はどうなるの?」
といった不安に対しても適切なアドバイスをしてくれてとても心強いです。
本来ひとりでやることをサポートをしてくれるので、つまずくことなくスムーズに退職手続きが進められます。
分からないことは何でも聞けるのでひとりで抱え込む必要はありません。
引き留めやハラスメントから身を守ることができる
「辞めますと言ったら、来月まで待ってと言われてしまった……」
「辞めると言ったら絶対に今よりもハラスメントが酷くなりそう……」
味わったことのある人にしか分からないこのつらさ。はっきり言って拷問ですよね。
退職代行サービスを利用すればそのような嫌な経験をすることなく辞められます。
退職代行業者という第三者が間に入ると、想像以上に問題解決がスムーズに進むことが多いです。
その結果、不当な引き留めやハラスメントから身を守ることができます。
あなたの代わりに退職のプロが対応します。
想像しているよりもあっさり辞められる場合がほとんどですよ。
退職代行による罪悪感を和らげる効果的な方法
この章に書いてあること
- 感謝の気持ちを伝えるタイミングと具体的な方法
- トラブルを防ぐための具体的な準備の仕方
- 前向きな気持ちで新しい一歩を踏み出すコツ
退職代行サービスを利用した後の罪悪感はあることをすれば和らげることができます。
大切なのは「できることをちゃんとする」という姿勢です。
そうすることであなたも会社も気持ちよく次のステップに進むことができるんですよ。
具体的にどんなことをすればいいのかを以下に解説していきます。
退職届を送る際に手紙を同封する
退職届と一緒に手紙を送ることで直接は伝えられなかった本当の気持ちを伝えることができます。
「こんなことがが嫌だった」
「こんな理由で退職を決めて退職代行を使うことになった」
など、あなたが退職代行を使うまでに至った経緯を誠実に書くのがポイントです。
これをやっておけば、退職代行を使った後に連絡がきたり家に訪問されたりすることがかなり減ります。
退職代行の後に連絡がきたり家に訪問されたりするのは、
「あなたが退職代行を使った理由を知りたい」
「本当にあなたが退職したいのか意思確認をしたい」
という理由が多いです。
ですから、先に手を打っておくことで会社からコンタクトを取ってくることはなくなります。
また、少なからずお世話になった先輩や同僚もいますよね。
そんな方々には別で今までにお世話になった感謝の気持ちを書いた手紙を書くと罪悪感をなくせますよ。
手紙を書くと自分の気持ちの整理にもつながるのでおすすめです。
引き継ぎ資料をしっかり準備する
「急に辞めたことに対する罪悪感」を少しでも和らげるために引き継ぎ資料は必ず準備しましょう。
引き継ぎ資料には、
- あなたしか知らない情報
- 必要な連絡先やパスワード
- 担当している仕事の進捗状況や注意点
など、次の担当者が困らないように必要な情報をまとめます。
引き継ぎ資料を送る際の注意点は、機密情報も含まれているので引き継ぎの担当者や信頼できる上司宛に送ること。
ちゃんと引き継ぎ資料を送っていれば、
「あれ、途中で抜け出しちゃったけれど、大丈夫かな……」
などの後悔や罪悪感が出てきても最小限にとどめることができます。
また、引き継ぎ業務を行っていれば退職代行を使った後に起こるトラブルを減らすことができるんです。
引き継ぎ資料を丁寧に作ることで真摯な姿勢を示せますよ。
会社から借りた物をきれいにして返却する
会社から借りている物はきれいにしてから返却することが最低限の礼儀です。
- 制服はクリーニングに出してから返す
- パソコンやスマートフォンに余計な情報が残っていないか確認する
など、次に使う人のことを考えて整理をして返却しましょう。
きれいにしてから返却をすれば、気持ちも吹っ切ることができて退職代行を使った罪悪感なんてすっかり忘れているはずです。
返却をする際には借りている物のリストを作って、送る際に同封することが大切。控え(コピーが理想)も作成しておいてください。
控えがあることで、「返した・返されていない」のトラブルを未然に防げます。
添え状を入れての返却は誠実な対応を示すことになるので一石二鳥です。
将来の目標を明確にして前を向く
次の目標を明確に持っていないから罪悪感を感じてしまうんです。
ですから、退職代行を利用する前に
「辞めた後はどんな仕事をしたいのか」
「1年後にはどのような自分になっていたいのか」
などの具体的な目標を立てておくとよいでしょう。
退職代行を使うまでに至った理由は人それぞれですが、サービスを利用した後はみなさん同じスタートラインに立ちます。
目標を持っているかどうかでその後の人生が大きく変わるので、なんとなくでもいいから目標は必ず作りましょう。
後ろを振り返るよりも先を見ることが大切です。
退職代行を使った後の新しい職場での過ごし方
この章に書いてあること
- 新しい職場で気持ちよく働くためのポイント
- 前の職場での経験を活かす具体的な方法
- 職場の人間関係を築くためのコツ
退職代行を使って前の職場を辞めた後に新しい職場でどのように過ごしていけばいいのか分かりますか?
嫌なことがあって退職代行を使った方が多いです。
ですから、同じようなことが起こったらどうしようって不安になるのは当然のこと。
退職代行を使って辞める方に伝えたいのは、前を向く気持ちと次の職場でどのようにしたいかを具体的に考えてほしいです。
新しい職場で気持ちよく働くためのポイントを解説していきます。
前向きな気持ちで新しい環境に臨む
「また前の職場のように失敗するんじゃないか……」
働いたことのない職場なのだから不安な気持ちになるのは当たり前です。
でも、考えてみてください。前職でも働き始めのときは、根拠のないやる気で満ちあふれていませんでしたか?
次の職場でも同じように根拠のないやる気を出せばいいんです。
具体的には、
- 挨拶をしっかりする
- 朝一番に職場に着いて準備をする
- 分からないことはすぐに質問する
など積極的な姿勢を心がけましょう。
最初から「またダメかもしれない……」と思っているのは、また同じ結末を迎えるだけです。
小さな行動から始めると気持ちのうえでも変化がありますよ。
過去の経験を活かして仕事を進める
退職代行を使って辞めることにはなりましたが、前職の経験がすべてが無駄になるわけではないですよね。
「こうすればうまくいく」
「これは失敗したからやらないようにしよう」
など、前職の経験を次の仕事に活かさないと転職をした意味がありません。
どんな経緯であれ、転職はスキルアップができる手段のひとつです。
更なるステップアップをするためにも、今までの経験をすべて活かして仕事を進めていきましょう。
過去に嫌なことをされていたなら「私は絶対にしない」と誓うなど、考え方次第ではいくらでも今までの経験は活かせます。
同僚と良い関係性を作れるように努める
職場での人間関係は仕事のしやすさに大きく影響しますよね。
次の職場で働き始めたら、はじめの1カ月は同僚と良い関係性を作れるように意識して過ごしましょう。
ちょっとしたことでいいんです。
- 目を見て笑顔であいさつをする
- 分からないことがあったら質問する
- 「ありがとう」という言葉を意識的に使う
このように、小さなコミュニケーションから始めていきましょう。
「前の職場のトラウマ」があるかもしれませんが、新しい職場の人たちはあなたのことを何も知りませんよね。
何も知らないからこそ、積極的にコミュニケーションをとれば良い関係性が築けるようになります。
良い人間関係が作れれば何かあったときに相談がしやすい環境を作り出せますよ。
退職代行を使う前に確認する重要なポイント
この章に書いてあること
- 退職代行サービスの3つのタイプと違いを理解する
- 費用や返金制度について知る
- 自分でやらなければいけないことを把握する
退職代行サービスを利用する前に必ず確認しておかなければいけないことがあります。
この確認を怠ると、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
絶対に知っておいてほしいのは、業者のタイプによってできる業務内容がはっきり分かれているということ。
これを理解しないと確実に後悔することになりますよ。
退職代行業者によってできる業務の範囲が違う
民間企業 | 労働組合 | 弁護士 | |
---|---|---|---|
退職意思の 伝言 | |||
退職日の調整 などの交渉 | |||
有給休暇の 取得交渉 | |||
残業代などの 金銭の請求 | |||
損害賠償請求 などの法務 |
退職代行サービスは大きく分けて3つのタイプがあります。
例えば、未払い残業代や有給休暇取得の「請求」は弁護士以外はできません。
民間企業や労働組合の業者が請求行為を行うと非弁行為となり、法律に違反してしまうんです。
労働組合は未払い残業代や有給休暇取得に向けた「交渉」ならできます。
つまり、
- 労働者としての権利を絶対に行使したい……弁護士
- ある程度の交渉をして権利が行使できたら嬉しい……労働組合
と、考えてもらえればどちらのタイプの業者を選べばいいのか明確になります。
目安としては入社3年未満なら労働組合、4年以上なら弁護士に依頼したほうがいいです。
<参考:どのくらい働くと有給休暇をもらえるのかの表>
週所定 労働日数 | 1年間の所定 労働日数 | 6カ月 | 1年 6カ月 | 2年 6カ月 | 3年 6カ月 | 4年 6カ月 | 5年 6カ月 | 6年 6カ月以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5日 | 217日以上 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
4日 | 169~216日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 12日 | 13日 | 15日 |
3日 | 121~168日 | 5日 | 6日 | 6日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 |
有給休暇の残日数が多ければ多いほど交渉が難しくなったり、4年働いていると会社によっては退職金も発生しているかもしれません。
その場合は労働組合の交渉だけでは難しいことが予想されるので、請求行為ができる弁護士に依頼したほうが損をせずにすみます。
逆に入社して1年未満なら労働組合のほうがいいです。なぜなら、請求するものが少ないから。
コストの面やサポートの充実さ・対応の早さで選ぶなら断然、労働組合のほうがおすすめできます。
ちなみに民間企業は選ばないほうが無難です。ただ退職の宣言をするだけで交渉は一切できません。
民間企業の退職代行を例えるなら、
「○○さんの代わりに退職を宣言します」
と言っておしまいです。
それだけに約3万円を支払うのは無意味だと思いませんか?
退職代行を利用するなら労働組合・弁護士のどちらかを選びましょう。
あなたの希望に合わせて適切な業者を選ぶことが大切です。
それぞれのタイプを利用する際の注意点
退職代行を利用するなら、それぞれのタイプの業者のメリット・デメリットを知ることがとても大切です。
<参考:それぞれの退職代行業者の特徴>
種類 | メリット | デメリット | 費用目安 |
---|---|---|---|
弁護士 | ・交渉力が高い ・法的な問題への対応が可能 ・労働問題全般の相談が可能 ・賠償請求などの法的手続きも可能 | ・費用が高い ・即日対応が難しい場合もある | 3~10万円程度 ※案件により変動 |
労働組合 | ・対応が早い ・費用が比較的安価 ・退職に関するサポートが充実 ・団体交渉権を使って交渉ができる | ・法的な手続きはできない ・業務の質にバラつきがある ・高圧的な態度の労働組合もある | 2~3万円程度 |
民間企業 | ・電話対応が丁寧 ・電話代行の業者が多いので慣れている | ・交渉できない ・法的な手続きはできない ・ただ退職の宣言をするのみ ・業者の質にバラつきがある | 1~3万円程度 |
退職代行サービスを利用するときの心理は、適切な判断ができない状態で選ぶことになるので注意しなければいけません。
「値段が安いところを選ぼう」
「退職代行をやってくれるのはどこでも同じでしょ」
などの軽い気持ちで選ぶのは絶対にダメです。
上記の表を参考にして、各タイプの業者のデメリットを理解してから利用するようにしてください。
あなたはどのような退職代行を望みますか?
そこからまずは考えましょう。
費用と返金に関することをしっかりと確認する
退職代行を利用する際に気を付けなければいけないことがあります。
退職代行業者の約98%が契約後に支払ったお金はいかなる場合でも返金しないと利用規約に定められています。
また、全額返金保証制度についても返金の規定が細かく設定されているため、ほぼ返金されないと思ってください。
そのため、退職代行業者と契約をする際に必ず利用規約・特定商取引に基づく表記を確認すること。
そして、
「私は本当に退職代行を使って辞めるべきか?」
「契約しようとしている業者は本当に私の希望を叶えてくれるところなのか?」
ということを自問自答してから契約をしてください。
つらいなか働いて得た給料から数万円使うのですから必ず確認してください。
全てお任せというわけにはいかない
退職代行業者がやってくれる業務内容は、あなたの代わりに退職の意思を会社に伝えてくれること。
それ以外はやってくれないので、全て任せられると勘違いしてはダメです。
例えば、
- 貸与物の返却
- 退職届の作成や提出
- 引き継ぎ資料の作成
- 離職票の受け取り
- 失業保険の手続き
などは自分でやらなければいけません。
その代わり、「どのように手続きをしたらいいのか」などのアドバイスはしてくれるので、分からないことがあったら何でも質問しましょう。
退職代行業者はあくまでもサポート役です。
言いづらい退職のきっかけを作ってくれる存在と考えるようにしてください。
せっかく高いお金を支払って利用するサービスです。
いろいろと質問をして存分に活用してください。
退職代行で失敗しないためにできること
この章に書いてあること
- 失敗しないための具体的な準備と対策方法
- 信頼できる業者を見分けるためのポイント
- 退職後の生活を見据えた行動計画の立て方
退職代行サービスを利用するなら絶対に失敗はされたくはありませんよね。
そのためにはちゃんと準備をしてから利用するようにしましょう。
この章では退職代行を失敗に終わらせないためにどんなことをすればいいのかを紹介していきます。
信頼できる業者の選び方を知ろう
信頼できる退職代行業者を選ぶポイントは、大きく3つあります。
1つ目は「対応の早さ」です。
相談したいときにすぐに対応をしてくれるってとても大切です。
今すぐ退職代行を利用したいと思ったときに返信が遅かったらその時点で信頼なんてできませんよね。
退職代行はLINEで依頼することが多いです。選ぶ場合は24時間いつでも返信が早い業者を選びましょう。
2つ目は「誠実な対応」です。
質問に対して具体的で分かりやすい説明をしてくれる業者が信頼できます。
誠実な対応をしてくれる業者は実際の退職代行業務も丁寧に行ってくれるのでトラブルが少ないです。
早く契約をしてほしいから焦らせたり急に態度が冷たくなったりする業者は絶対に選んではいけません。
3つ目は「実績の有無」です。
退職代行を利用するほとんどの方がLINEから依頼をします。
退職代行の実績はLINEの友だち登録数に比例するので、
LINEの友だち登録数×0.4(4割の方が実際に利用しています)=退職代行の実績数
と考えるようにしてください。
当然ですが、実績の多い業者のほうがトラブルになる可能性は低いです。
確実に・安全に退職代行を行ってもらいたいなら実績のある業者に依頼してください。
LINEでの対応の良さは、退職代行の質に直結します。
トラブルにならないように準備をしよう
退職代行は即日退職をウリにしていますが、正直言うとあまりおすすめできません。
罪悪感を感じずに退職代行を利用したいのであれば、最低でも1週間前から準備を整えることが重要だからです。
退職代行業者に依頼する前に準備をすること
- 引き継ぎ資料を作る
- 私物を少しずつ持ち帰る
- 有給休暇の残り日数を確認する
- 退職届や会社から借りている物のリストを作る
- 会社に退職代行を使った理由を書いた手紙を書く
など
このように、いろいろと準備を整えてから退職代行業者に依頼をした方がトラブルになりません。
1週間前から準備をはじめていき、退職代行予定日の5~3日前に依頼をするという流れがベストです。
この期間は精神的につらいですが、準備不足でトラブルになったほうがもっとつらくなります。
準備をきちんとすることで、退職代行の成功率を大きく高めてくれるんです。
事前の準備が、スムーズな退職につながります。
分からないことは業者に聞きまくろう
退職代行サービスを利用するのはほとんどの方が初めてですよね。
ですから、分からないことがあるのは当然。
「こんなこと聞いていいのかな……」なんて遠慮する必要は全くありません。
例えば、
- 退職日を調整することは可能?
- 有給休暇を使って辞めることは可能なの?
- 何を準備すればいいのか全く分からない……
- 会社の人から連絡が来たらどうすればいいの?
こういったことをLINEでどんどん聞いてください。
あなたの人生が変わる大きなイベントを代行してもらうんです。
全ての不安が解消されない限り、退職代行サービスを使ってはいけません。
中途半端に不安が残っていると罪悪感や後悔が生まれてしまいますよ。
LINE相談は無料です。
納得いくまで相談してください。
もし態度が急に冷たくなるような業者だったら、他に依頼しましょう。
退職後の生活をきちんと考えよう
退職代行を使って無事に退職できても、その後の計画がなければ使った意味が全くありません。
明るい未来を作りたいから退職代行を使うわけですよね。
ですから、辞めた後の生活を考えないと明るい未来なんてやってきませんよ。
最低限でも考えておいてほしいことは以下の3つです。
「生活していくお金のこと」・「次の仕事のこと」・「1年後にどうなっていたいか」
この3つは本当に重要です。
どれかひとつでも欠けていると辞めてすぐは気分がいいですが、時間が経つにつれて心がやられてしまいます。
結果的に退職代行を使ったことを後悔することにつながるので、辞めた後の具体的な計画を必ず立ててください。
労働組合の退職代行業者は転職サポートなどの支援があるので活用するのもひとつの方法です。
退職代行に関するよくある質問
この章に書いてあること
- 退職代行サービスに関する不安や疑問を解消
- 実際によく聞かれる質問への具体的な回答
- 弁護士への相談が必要なケースの見分け方
退職代行を使って罪悪感を感じないようにするためにも以下のQ&Aは役に立つ内容です。
ぜひ参考にしてくださいね。
退職代行サービスを使っても罪悪感を感じる必要なんてない理由のまとめ
記事のまとめ
- 退職代行は20代・30代の約1/5が利用している
- 心身の健康を守るために退職代行サービスは必要
- 罪悪感を感じないために手紙や引き継ぎ資料などを用意する
- 事前の準備と正しい知識があれば退職代行を効率よく活用できる
退職代行サービスを利用することは自分の心身を守る選択肢なので、罪悪感を感じる必要なんてありません。
また、退職は労働者の権利として法律でしっかりと保護されています。
その権利を行使する方法として退職代行サービスを選ぶことは何ら間違ったことではないんです。
大切なのは自分にこれ以上負荷をかけないこと。一度壊れてしまったら元に戻すのはとても難しくなります。
退職代行サービスを正しく使えば、さまざまなサポートを受けられて明るい未来を手に入れられますよ。
しっかりとした事前準備をして罪悪感を感じない状態で利用してくださいね。
↓8,000時間以上調べて分かったイチオシの退職代行業者↓
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